はじめに

私は双子を妊娠中、妊娠24週で突然破水して緊急入院、その後、妊娠28週で帝王切開により出産しました。

双子の治療で不安がいっぱいの中、現実的な問題として直面したのがお金のことでした。

MFICUへの長期入院、早産による出産、そしてNICUでの長期入院。

ネットで調べても「実際にいくらかかったのか」という体験談はあまり見つからず、不安だったことを覚えています。

この記事では、妊娠24週で破水し、妊娠28週で約1,000gの双子を出産した我が家が、退院までに実際に支払った費用をまとめました。

ちなみに、助成前の医療費は双子2人で約3,000万円でした。

それでも実際の自己負担額は大きく抑えられています。

この記事ではその内訳もすべて公開します。

これから早産での出産やNICU入院を控えている方、同じような状況で不安を抱えている方の参考になれば嬉しいです。

双子を妊娠中、妊娠24週で破水した記録はこちら👇

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妊娠24週での破水から出産〜NICUを退院するまでの経緯

【当時の我が家の状況】

  • 双子を妊娠中、妊娠24週で破水し、MFICUに緊急入院
  • 入院、出産したのは総合病院(NICUの規模は大きめ)
  • 破水から4週間管理入院(2週間MFICU、2週間一般病棟)
  • 妊娠28週に帝王切開で男の子の双子(二卵性)を出産
  • お兄ちゃんはNICUに約3ヶ月入院
  • 弟はNICUに約5ヶ月入院

合計3,000万円超え!?双子の早産・NICU退院までにかかった費用まとめ

ママの入院費

MFICUに2週間、一般病棟に2週間の計4週間の入院でかかった費用は162,580円でした。

MFICU(母体・胎児集中治療室)は、特別な病棟かつ個室のため、入院費が高額になるのではととても心配になりました。

しかし、高額療養費制度(一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される制度)と、自治体の妊婦健診の補助券が利用できました(利用できるかは自治体によります)。

食費は自己負担のためその分はプラスになりますが、想像よりも出費は少なかったと感じます。

双子の出産費用(帝王切開)

双子かつ帝王切開ということで、総合病院ではありましたが797,430円という金額になりました。

双子の出産費用の相場はおおよそ60〜80万円ほどのようなので、かかったほうかなと思います。

双子のNICU入院費

NICUの費用については、多くの方が一番気になる部分だと思います。

我が家の双子は兄は約3ヶ月、弟は約5ヶ月NICUに入院しました。

実は助成が適用される前の医療費(10割負担)は、

30,604,290円

でした。約3000万円です…!

入院だけでなく、手術や治療も多く行ったため、とんでもない金額でした。

最初に金額を見たときは思わず目を疑いましたが、未熟児養育医療制度などの助成のおかげで、実際の自己負担額は大幅に抑えられ、双子のNICU入院費の自己負担額は結果約30万円でした。

改めて日本の医療制度や支援制度には本当に助けられたと感じていますし、感謝の気持ちでいっぱいでした。

面会の交通費

地味に痛い出費だったのが、面会時の交通費。

病院が自宅のある市の隣の市だったため、車か電車で行く必要がありました。

また、病院の駐車場が病院の都合で使用できなかったため、車で行くと毎回近くのパーキングに止めなければなりませんでした。

電車で行くことも多かったので定期券を買って節約もしましたが、それでも5ヶ月間の面会で約105,800円かかりました。

意外とかかった諸費用

医療費や交通費以外にも、負担になったものがこちらです。

  • 面会時の食事代
  • 母乳パック
  • 搾乳用品

生まれて一時は直接母乳を飲むことができなかったので、搾乳してNICUに届ける必要がありました。

特に母乳パックは意外と大きな出費に。楽天でまとめ買いしましたが、退院するまで毎日使っていたため、合計約3万円ほどかかったと思います。

NICUでの授乳の記録はこちら👇

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妊娠24週での破水〜双子がNICUを退院するまでにかかった費用の合計

諸費用は正しく計算できないため除きましたが、妊娠24週での破水〜双子がNICUを退院するまで、合計約140万円ほどの出費でした。

使用した助成制度・保険まとめ

高額療養費制度

医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1カ月で上限額を超えた場合、その超えた分が払い戻される(または窓口での支払いが免除される)公的医療保険の制度。

事前に加入している健康保険に「限度額適用認定証」を申請しておくと、スムーズに支払いができます。

出産などの高額な医療費が予想されるときは、早めに申請しておくのがおすすめです。

私は双子を妊娠した時点で申請しました。有効期限は1年なので、早めに申請していても問題ないと思います。

詳しくは、自身が加入している健康保険のホームページなどで確認できるので、事前にチェックしておきましょう👇

協会けんぽ 限度額適用認定証・高額療養費・高額介護合算|給付と手続き

出産育児一時金

公的医療保険の加入者が出産した際、子ども1人につき原則50万円が支給される制度。

こちらも、自身が加入している健康保険から支給される補助金です。

子ども1人につき50万円なので、双子の場合は100万円支給されます。

乳幼児医療制度

子どもが病気やケガで医療機関を受診した際にかかる医療費の自己負担額(通常2〜3割)について、自治体がその一部または全額を負担・助成してくれる制度。

住んでいる地域によって、正式名称や対象年齢、一部負担金の有無や所得制限などは異なります。

私の住んでいる地域では、子ども1人につき1日の医療費が最大500円となっています。

詳しくはお住まいの自治体のホームページからチェックしてみてください。

未熟児養育医療制度

身体の発育が未熟なまま生まれ、医師が入院養育を必要と認めた赤ちゃんに対して、その治療にかかる医療費を公費(自治体)で負担する制度。

私たちはこの制度に、感謝しても仕切れないほど支えられました。

助成が適用される前の医療費(10割負担)は、2人合わせて約3000万円。

とてもじゃないけどすぐに出せる金額ではありません。

改めて社会全体に支えられていることを実感しました。

申請時期ですが、我が家の場合は出生後に病院から案内があり、市役所で申請しました。

加入していた生命保険

入籍した時に、夫と一緒に生命保険に加入しました。

その際、女性特有の病気や手術にはさらにプラスで入金されるものにも入っていたため、切迫早産での入院と帝王切開に対して保険金が入りました。

保険によって条件や金額は異なると思いますが、私の場合は41万円入りかなり助かりました。

いざという時とても安心なので、事前に家族と相談して、このような保険を検討しておくのもおすすめです。

自治体の出産助成金

私たちが住んでいる地域では、子育て支援給付金として生まれた子ども1人につき5万円が給付されました。

双子なので10万円が給付され、とてもありがたかったです。

給付金やお祝い金は住んでいる自治体によって異なると思いますので、気になる方はお住まいの自治体のホームページからチェックしてみてください。

実際に受け取った金額(助成は除く)

助成は除き、実際に受け取った金額は約150万円でした。

双子出産・NICU入院で実際の収支はどうなった?

結果は約14万円のプラスに

入院と出産で実際に手元に入った金額は1,510,000円

破水での入院から双子が退院するまでの間支払った金額は1,367,130円

だったので、約14万円プラスという結果になりました。

でも「余裕がある」とは感じなかった

結果的に14万円手元に残る形となりましたが、正直余裕があるとは感じられませんでした。

2人分のミルク(母乳も飲ませていました)、おむつ、おしりふき、通院費など、退院後もあっという間にお金が消えていきました。

特におむつは3〜4日で1パック無くなるほどの消費量。

想像以上にお金がかかる双子育児に驚きました。

我が家は児童手当に助けられている

我が家にとって児童手当はとても大きな支えになっています。

当時4歳の長女は月10,000円、当時0歳の双子の兄(第2子)は月15,000円、双子の弟(第3子)は月30,000円で月に計55,000円頂いています(実際の振込は2ヶ月に1回、2月分の110,000円が入金される)。

本当にありがたいです。手当のほとんどは子どもの必要なものに使い、残った分は貯金するという形にしています。

お金のことを考える余裕なんてなかった

命を守ることが最優先だった

お金は大事ですが、双子の命がかかっている状況だったこともあり、お金のことを考える余裕なんてありませんでした。

当時は毎日の面会でいっぱいいっぱいで、請求された金額を用意して払うことしかできず、結局いくら払ったのか把握できていませんでした。

請求書を見て初めて現実を知った

双子の誕生から2年経ち、やっと請求書をまとめて全額を把握することができました。

当時は助成や保険金、手当などでなんとかなっていたため、把握を後回しにしていましたが、改めて「双子×早産」にかかるお金はものすごい金額だったなと圧倒されました。

それと同時に、助成や手当への感謝、事前に保険に加入しておくなどの大切さも実感しました。

そのおかげで双子の治療や育児に専念できたと思っています。

現在も、助成があってもやっぱり大変!

現在も乳幼児医療制度や手当などにお世話になっていて、大変助かっていますが、それでもお金のやりくりは大変だと感じます。

特に最近は双子が食べる量も増えて食費が増えています(成長は嬉しいことですが)。

そして今後学生に成長した時の教育費なども心配。同時に2人分払うのって一体どうなってしまうんだろうと、今からヒヤヒヤしています。

でも、大変だなと思いつつも、双子が元気に成長してくれていることが何より嬉しいです。

精神的に楽になるためにやってよかったこと

お金のことを考えるのって精神的にしんどいですよね。

急な出費があっても困らない程度の余裕があるだけで、気持ちも楽ですし、育児に専念することができると思います。

そのために、我が家がやっていた対策を紹介します。

利用できる制度を早めに調べておく

未熟児養育医療制度や自身が加入している保険の内容など、事前に調べたり見直しておくと安心です。

自治体によって利用できる制度が異なっていたり、申請も意外と期日が短かったりすることもあるので、お住まいの自治体のホームページでチェックしておくと、いざという時スムーズに手続きできます。

保険などは女性特有の手術や病気でプラスに支払いされるものなどもあるので、自分がそれに該当しているか見直し、必要なら入っておくのも良いと思います。

私はそれでかなり助けられました。

入院中、本当に役立った持ち物&手続きまとめはこちら👇

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パートナーとお金の話をしておく

夫と「こういう時はどうする?」と事前に相談していたのは良かったです。

私の場合、急に破水して緊急入院となったので、じっくりと話し合うことができないまま夫と会えなくなってしまいました。

保険金の請求についてや自治体への申請はどうするかなど、事前に話し合っていたことで、面会の時にスムーズに話し合いができたので、心配は心配でしたがだいぶストレス無く過ごせたと思います。

病院の相談窓口を活用する

もちろん双子の出産、緊急入院がはじめてだったので、何にいくらかかるのか自分で考えても全く想像がつきませんでした。

そんな時、看護師さんから病院の相談窓口を紹介してもらいました。

医療費や制度について把握している担当の方が病室まで来てくださり、大体いくらぐらいかかるか、どんな助成が使えるか丁寧に教えてくれました。

その時に、残っていた妊婦健診の補助券も使えることが判明。

入院した病院は住んでいる市ではないので使えると思っていなかったため、使えると知ってとても嬉しかったです。

わからないことはプロに相談するのが手っ取り早くて安心だなと実感しました。

まとめ

双子の早産・NICU入院では大きなお金がかかるイメージがありますが、実際にはさまざまな助成制度や保険によって負担を軽減してもらうことができました。

ただし、入院中は交通費や食事代など細かな出費も積み重なりますし、退院後もミルク代やオムツ代などで家計への負担は続きます。

何より、赤ちゃんの状態を心配しながら制度やお金について調べるのは想像以上に大変でした。

もし今、同じような状況で不安を抱えている方がいたら、一人で抱え込まず病院の相談窓口や自治体に相談してみてください。

この記事が、これから早産やNICU入院を経験するご家族の不安を少しでも軽くできれば嬉しいです。

 

よくある質問

※制度の内容や助成額は自治体や加入している健康保険によって異なる場合があります。

Q.NICUの入院費は全額自己負担ですか?

 

A.必ずしも全額自己負担になるわけではありません。

我が家の場合、双子のNICU入院期間は兄が約3ヶ月、弟が約5ヶ月と長期間でしたが、「未熟児養育医療制度」や「乳幼児医療制度」などの助成を利用することで、自己負担額は大幅に抑えられました。

助成適用前の医療費は、双子2人合わせて30,604,290円でしたが、実際の自己負担額は約30万円です。

利用できる制度は自治体によって異なるため、出産後は病院や自治体の窓口に相談してみることをおすすめします。

Q.双子だと出産育児一時金は2人分もらえますか?

 

A.はい。双子の場合は2人分支給されます。

出産育児一時金は、子ども1人につき原則50万円支給される制度です。そのため、双子の場合は100万円を受け取ることができます。

我が家も実際に100万円の出産育児一時金を受け取り、出産費用の大きな助けになりました。

ただし、制度の内容は変更される場合もあるため、最新情報は加入している健康保険のホームページなどで確認しておくと安心です。

Q.未熟児養育医療制度は誰でも使えますか?

 

A.医師が「入院による養育が必要」と認めた未熟児が対象となる制度です。

出生体重や身体の発育状況などの条件があり、対象となる場合は病院や自治体から案内されることが多いです。

我が家の場合も、出生後に病院から案内があり申請しました。

この制度のおかげで、高額になりがちなNICUでの治療費の自己負担額を大きく減らすことができました。

詳しい条件や申請方法は自治体によって異なるため、気になる方はお住まいの自治体へ確認してみてください。

Q.NICUに毎日面会すると交通費はどれくらいかかりますか?

 

A.病院までの距離や交通手段によって大きく異なりますが、我が家は約5ヶ月間の面会で105,800円かかりました。

病院が自宅のある市の隣の市だったため、電車や車を利用して毎日のように通っていました。

医療費や出産費用ばかりに目が向きがちですが、実際には交通費や駐車場代も積み重なると大きな出費になります。

これからNICUへの長期入院が予想される場合は、交通費も含めて考えておくと安心です。