【2歳・発語が少ない】早産の双子が療育を勧められたきっかけ|発達検査を受けた我が家の場合
はじめに
「2歳になるのに、まだほとんど喋らない」
「周りの子はどんどん言葉が増えているのに…」
「療育を勧められたけど、うちの子に障害があるってこと?」
子どもの発達について指摘を受けると、不安になりますよね。
我が家には、妊娠28週・約1000gで生まれた男の子の双子がいます。
小さく生まれ、NICUでは手術や呼吸のサポートも受けましたが、退院後は小柄ながらも少しずつ成長。
生後10ヶ月から保育園にも通い始め、身体の発達について大きな心配をすることはありませんでした。
ところが、1歳8ヶ月頃に受けた発達検査で、
「人との関わりや言葉の発達が少し心配」
と指摘されました。
そして、出生時からずっと診てもらっている主治医から勧められたのが「療育」でした。
正直、最初に「療育」「グレーゾーン」という言葉を聞いたときは戸惑いました。
「障害があるってこと?」
「これからどうなるの?」
そんな不安でいっぱいでした。
今回は、28週で早産だった双子が療育を勧められることになったきっかけと、当時の発語や発達の様子、療育に対する私の気持ちの変化についてまとめます。
※この記事は我が家の体験談です。子どもの発達には大きな個人差があります。発語や発達について心配なことがある場合は、かかりつけ医や自治体の相談窓口などに相談してください。
我が家の双子は妊娠28週・約1000gで生まれました
我が家の双子は、妊娠28週0日に帝王切開で生まれました。
出生体重は、
- お兄ちゃん:1081g
- 弟:928g
2人とも約1000g。
出生後はNICUに入り、人工呼吸管理や手術など、さまざまな治療を受けました。
それでも退院してからは、小柄ながらも少しずつ成長。
身体の発達については、これまで大きな異常を指摘されたことはありませんでした。
そして、生後10ヶ月からは保育園にも通い始めました。
早産だったので、
「発達はゆっくりかもしれない」
ということはずっと頭にありました。
それでも寝返り、おすわり、ハイハイ、つかまり立ち…とできることが増えていき、
「この子たちなりに成長している」
と思いながら見守っていました。
1歳8ヶ月頃の発達検査で指摘を受けた
ひとつの転機になったのが、1歳8ヶ月頃に受けた心理の発達検査でした。
この頃、2人とも歩き始めていたため、身体的な発達については特に指摘されませんでした。
一方で心配されたのが、
「言葉」と「人との関わり」
でした。
当時の双子は、指差しは少しするものの、ただ指をさす程度。
意味のある言葉も、
「あんぱんぱん(アンパンマン)」
「まんま」
の2語くらいでした。
それ以外は、私たちが聞いて意味がわかる言葉はほとんどありませんでした。
「ワンワンはどれ?」にも答えられなかった
発達検査では、絵を見ながら、
「ワンワン(犬)はどれ?」
「りんごはどれ?」
といった質問もありました。
でも、当時の双子は全く答えられませんでした。
積み木やおもちゃを使う検査でも、先生がお手本を見せてくれるのですが、その真似をすることもほとんどありません。
おもちゃを投げてしまったり、違う遊びを始めたり…。
なかなか検査そのものが進まない状態でした。
人の顔を見ないわけではありません。
私や先生の顔はちゃんと見ます。
ただ、
「これやってみて」
と言われたことを理解して、その通りにすることがまだ難しい。
当時の私はそんな印象を持っていました。
発達検査の結果、主治医から「療育」を勧められた
発達検査の結果を踏まえ、出生時からずっと双子を診てくださっている主治医から、
「療育を検討してみてもいいと思います」
という話がありました。
まだ2歳になる前。
発達の個人差も大きな時期なので、その時点で「発達障害です」とはっきり診断されたわけではありませんでした。
いわゆる「グレーゾーン」のような状態です。
それでも先生は、
「発達に関しての支援は早めに取り掛かるのがいいと思う」
と背中を押してくれました。
そこで初めて、私たち夫婦も本格的に療育について調べ始めました。
そもそも「療育」って何をするところ?
私自身、「療育」と言われるまで詳しいことはほとんど知りませんでした。
現在、未就学の子どもの発達を支援する公的なサービスの一つに児童発達支援があります。
子どもの発達や特性に合わせながら、日常生活に必要な力やコミュニケーション、人との関わりなどを支援してもらうものです。
施設によって、
- 個別療育
- 小集団での活動
- 運動
- 言葉やコミュニケーション
- 日常生活動作
など、支援の内容や方法もさまざまです。
だから、「療育」とひとことで言っても、みんなが同じことをするわけではないのです。
このことを知って、私の中の療育に対するイメージも少しずつ変わっていきました。
最初は「療育」「グレーゾーン」という言葉が怖かった
今だから書けますが、先生から療育の話をされたとき、私はすぐに前向きにはなれませんでした。
「療育に行くってことは、障害があるってこと?」
「この先、普通に生活できるの?」
「早産だったことが原因なのかな」
いろいろなことを考えました。
保育園では、同じくらいの年齢の子が先生と意思疎通できている。
名前を呼ばれたら返事をする。
「○○してね」と言われたら行動している。
そんな姿を見るたびに、
「うちの子たちはまだできない…」
と比べてしまうこともありました。
「まだ2歳だから」
と思う自分と、
「でも何かしてあげた方がいいのでは?」
と思う自分。
ずっとその間で揺れていました。
療育に通う=発達障害と診断された、ではなかった
私が療育について調べ始めて知ったことのひとつが、
療育を利用することと、発達障害の診断がつくことは必ずしも同じではない
ということでした。
我が家の双子も、療育を検討した時点で発達障害の診断を受けていたわけではありません。
また、障害者手帳も持っていません。
主治医から療育が必要だと勧められたことをきっかけに、自治体へ相談しました。
実際に児童発達支援を利用するための手続きや必要書類は自治体によって異なるため、まず住んでいる自治体に相談することが大切です。
私もここから、市の窓口、障害児相談支援事業所、施設見学…と進んでいきました。
「療育は早い方がいい」と言われて動くことにした
私が最終的に、
「一度動いてみよう」
と思えたのは、ずっと双子を診てくれていた主治医から背中を押してもらえたことが大きかったです。
まだ2歳前。
この先、一気に言葉が増えるかもしれません。
自然に追いつく可能性もあるのかもしれません。
それでも、
今、双子が苦手としているところを手伝ってもらえるなら、それは悪いことではない。
少しずつそう考えられるようになりました。
「診断がついてから考えよう」
ではなく、
「今できることがあるならやってみよう」
と思い、まずは自治体へ相談することにしました。
実際に通い始めて3ヶ月。言葉や指差しにも変化が
この記事を書いている現在、双子が療育に通い始めて約3ヶ月経った頃です。
療育は週2回、月8回ほど利用しています。
まだ3ヶ月なので、
「療育に通ったからこれができるようになった!」
と簡単に言い切ることはできません。
成長する時期と重なっている部分もあると思います。
それでも、通い始める前と比べると、言葉や指差しは明らかに増えてきたと感じています。
また、いろいろなものにも興味を示すようになりました。
そして私自身、
「この子は何が好きなんだろう?」
と双子を見る視点が変わりました。
お兄ちゃんは車や電車などの乗り物が好き。
弟は数字や文字に興味がある。
同じ日に生まれて、ずっと一緒に育ってきた双子でも、興味のあるものは全然違います。
療育を通してそれぞれの「好き」が見えてきたことで、家での関わり方も少しずつ変わりました。
療育は「できないことを直す場所」だと思っていた
療育を勧められたばかりの頃、私はどこかで、
「できないことをできるようにする場所」
だと思っていました。
だから少し怖かったのかもしれません。
でも実際に相談員さんや施設の先生と話していくうちに、私の中では、
「その子の得意なことや興味のあることを見つけて、自信につなげていくためのお手伝いをしてもらう場所」
というイメージに変わりました。
この考え方になってから、気持ちがかなりラクになりました。
療育を始めたことで、双子だけでなく私自身も以前より明るくなったように感じています。
少しずつ発語が増え、家の中も以前より賑やかになりました。
今は、
「早めに相談してみてよかった」
と思っています。
まとめ|「療育を勧められた=診断が決まった」ではなかった
我が家の双子は、妊娠28週・約1000gで生まれました。
身体面では大きな発達の問題を指摘されることなく成長していましたが、1歳8ヶ月頃の発達検査で、言葉や人との関わりについて心配を指摘されました。
当時は、
- 意味のある発語が「まんま」「アンパンマン」程度
- 指差しは少し
- 「○○はどれ?」という問いに答えられない
- 先生のお手本を真似することが難しい
- 指示を理解して行動することが難しい
という様子でした。
そこから主治医に療育を勧められ、自治体へ相談することになりました。
最初は「療育」「グレーゾーン」という言葉だけで怖くなっていた私。
でも今は、
療育に通うことは、双子の将来を決めつけることではなく、今の2人に合ったサポートを増やすこと
だったのかなと思っています。
もし今、
「2歳なのに発語がほとんどない」
「療育を勧められて戸惑っている」
というママさんがいたら、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
まずは主治医や自治体の相談窓口などに、
「療育を勧められたけれど、何から始めたらいいですか?」
と聞いてみるところからでもいいと思います。
では実際に、療育を利用すると決めてから何をしたのか。
我が家の場合も、自治体への相談から受給者証の発行、障害児相談支援事業所探し、施設見学…と、知らないことだらけでした。
後編では、療育を勧められてから実際に施設へ通い始めるまでの約2ヶ月間を、我が家の経験に沿って詳しくまとめています。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
▼【後編】どこに相談する?受給者証の申請から見学・利用開始までのリアルはこちら

