【妊娠28週で出産】赤ちゃんの生存率は?NICU入院期間と1000gで生まれた双子のその後
はじめに
「妊娠28週で生まれたら、赤ちゃんは助かるの?」
「NICUにはどれくらい入院するの?」
「1000gくらいで生まれた赤ちゃんは、その後ちゃんと成長できる?」
早産の可能性を告げられたとき、こんなことを検索している方も多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
私は双子妊娠中、妊娠24週0日で突然破水。
そのまま入院となり、
「できるだけ1日でも長くお腹の中にいてほしい」
と願いながら過ごしました。
そして破水から4週間後、妊娠28週0日に陣痛が始まり、緊急帝王切開で双子を出産しました。
生まれたときの体重は、
- お兄ちゃん:1081g
- 弟:928g
約1000gの、とても小さな双子でした。
出産後は2人ともそのままNICUへ。
お兄ちゃんは3ヶ月と6日、弟は5ヶ月と1日の入院生活を送りました。
この記事では、私の体験をもとに、
- 妊娠28週で生まれた赤ちゃんの生存率
- 28週で生まれるとNICUに入院するのか
- NICUの入院期間はどれくらいなのか
- 我が家の双子が受けた治療
- 約1000gで生まれた双子のその後
についてまとめます。
今まさに28週前後で早産の不安を抱えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
※この記事は我が家の体験をもとにしています。赤ちゃんの状態や治療、予後には大きな個人差があります。詳しくは必ず担当の医師にご確認ください。
妊娠28週で生まれた赤ちゃんの生存率は?
私が妊娠24週で破水したとき、一番気になっていたのが
「赤ちゃんは助かるのか」
ということでした。
検索しては生存率を見て、
「あと1週間」
「あと少しで26週」
「28週までいけたら…」
と、週数が進むことだけを願っていたのを覚えています。
医療機関が公開しているデータでは、在胎28週で生まれた赤ちゃんの生存率について、95%を超えるという目安を示している施設もあります。
また、近年のNICUでは、1000g未満の赤ちゃんでも多くの命が助かるようになっています。
ただし、
「28週なら95%だから大丈夫」
と単純に考えられるわけではありません。
同じ妊娠28週でも、
- 出生体重
- 出生時の呼吸状態
- 感染の有無
- 心臓や腸などの状態
- その他の合併症
によって、その後の経過は変わります。
私も先生からは、数字だけではなく
「生まれてみないとわからないこともある」
という説明を受けていました。
だから当時は、28週まで来られた安心感と、
「この先どうなるんだろう」
という不安が入り混じっていました。
我が家の双子は妊娠28週0日・約1000gで誕生
我が家の場合、妊娠24週で破水してから4週間妊娠を継続することができました。
そして妊娠28週0日の夕方、突然それまでとは違う強いお腹の痛みが。
定期的な張りと子宮口の開きが確認され、そのまま緊急帝王切開となりました。
2分差で生まれた2人の体重は、お兄ちゃん1081g、弟928gでした。
お兄ちゃんは小さいながらも泣き声を聞くことができました。
弟の泣き声は聞こえず、不安になりましたが、処置室で動いている姿が少し見え、
「生きてる…」
とホッとしたことを今でも覚えています。
詳しい出産当日の様子については、
▶【双子妊娠】妊娠24週で破水した双子のその後|28週での緊急帝王切開と現在の成長
の記事にまとめています。
妊娠28週で生まれたらNICUに入院する?
妊娠28週は、まだ赤ちゃんの身体のさまざまな機能が未熟な時期です。
日本産科婦人科学会では、34週未満で生まれた赤ちゃんは、NICUなどで呼吸や循環、栄養のサポートを受けながら成長していくことが多いと説明されています。
我が家の双子も、出産後すぐにNICUへ入院しました。
約1000gの2人の体には、
- 人工呼吸器
- 点滴
- 心電図などのモニター
- 鼻から胃へ入れる栄養チューブ
など、たくさんの管や機械がついていました。
初めて保育器の中にいる2人を見たとき、
「こんなに小さい身体で大丈夫なの?」
という怖さがありました。
普通なら出産後すぐに抱っこして授乳するイメージでしたが、今回の場合は全く違いました。
NICUで先生や看護師さんに命を守ってもらいながら、少しずつ成長していくところから育児が始まりました。
NICUではどんな治療をした?
同じ日に、ほぼ同じ体重で生まれた双子。
それでもNICUでの経過は全く同じではありませんでした。
お兄ちゃんは主に、
- 人工呼吸管理
- 点滴や服薬
- 動脈管閉鎖術
などを受けました。
弟は、
- 人工呼吸管理
- 動脈管閉鎖術
- 壊死性腸炎による開腹手術
- ストーマ(人工肛門)の造設
- ストーマ閉鎖術
など、さらに多くの治療や手術を経験しました。
「双子だから同じように成長する」
と思っていましたが、NICUでは状態も治療も本当にそれぞれ。
片方が落ち着いたと思ったら、もう片方に新しい問題が見つかることもありました。
毎日のように状態が変わるので、一喜一憂していたことを覚えています。
詳しい治療については、
▶【双子出産】妊娠28週で生まれた双子のNICU治療と成長記録
にまとめています。
妊娠28週で生まれた赤ちゃんのNICU入院期間はどれくらい?
これも当時、私が何度も検索したことです。
「いつ家に帰ってこられるんだろう?」
「予定日頃には退院できるの?」
と気になっていました。
NICUの退院時期は、「28週で生まれたら○ヶ月」などと一律には決まりません。
病院によって基準も異なりますが、低出生体重児の場合、
- 在胎37週以降
- 体重2300~2500g程度
- 呼吸が安定している
- 自分で母乳やミルクを飲める
- 体温を保てる
などが、退院を考えるひとつの目安になります。
ただし、赤ちゃんに治療が必要な病気がある場合は、その治療が終わってからになることもあります。
我が家がまさにそうでした。
我が家のNICU入院期間は「3ヶ月」と「5ヶ月」
お兄ちゃんは、生後3ヶ月と6日で退院。
弟は、生後5ヶ月と1日で退院しました。
同じ日に生まれた双子ですが、約2ヶ月も退院時期が違いました。
お兄ちゃんは体重も比較的順調に増えていましたが、無呼吸発作が続いていたため、なかなか退院の許可が出ませんでした。
それでも生後3ヶ月頃になると無呼吸が落ち着き、ようやく退院が決まりました。
一方、弟は壊死性腸炎の手術でストーマを造設していたため、
「体重を増やす」
↓
「ストーマを閉じる手術をする」
↓
「術後の経過を確認する」
という過程が必要でした。
なかなか体重が増えず心配しましたが、生後4ヶ月を過ぎて無事に手術。
そして生後5ヶ月で、ようやく家に帰ってくることができました。
お兄ちゃんが先に退院したため、約2ヶ月は家ではお兄ちゃんを育てながら、弟に会うためにNICUへ通う生活でした。
双子なのに一緒に退院できない。
これも、出産前には全く想像していなかったことです。
「予定日になれば退院できる」とは限らなかった
早産児の場合、
「本来の予定日頃が退院のひとつの目安」
と言われることがあります。
実際、お兄ちゃんは予定日を少し過ぎた頃に退院しました。
でも、弟は予定日を大きく過ぎています。
そのため、
予定日=必ず退院できる日
ではありません。
赤ちゃんが自分で呼吸できるか。
しっかり飲めるか。
体重が増えているか。
治療が終わっているか。
その子それぞれの状態を見ながら決まります。
私は何度も、
「いつ退院できますか?」
と聞きたくなりました。
でも先生から明確な日を言ってもらえるのは、本当に退院が近づいてからでした。
今振り返ると、そのくらい赤ちゃんの状態は日々変わるものだったのだと思います。
1000gで生まれた双子はその後どうなった?
出産直後の私は、
「普通に生活できるようになるのかな」
「歩ける?」
「喋れる?」
「後遺症は?」
と、先のことばかり考えていました。
でもNICUでは、「まず今日を無事に過ごす」ことの積み重ねでした。
体重が数十グラム増えた。
母乳を2ml飲めた。
呼吸器のサポートが少し弱くなった。
初めて抱っこできた。
そんな小さな変化が本当に嬉しかったです。
そして現在、双子は2歳になりました。
体重は平均より小柄ですが、2人とも元気に保育園へ通い、いろんなことに興味を持って遊んだり走ったりしています。
発語などゆっくりな部分もあり、現在は療育に通いながら成長を見守っています。
28週・約1000gで生まれたからといって、
「絶対にこう成長する」
とは言えません。
早産児の成長は本当に一人ひとり違うと思います。
我が家の双子の1歳までの詳しい成長は、
▶1000gで生まれた双子の成長記録|1歳までの発達とリアルな経過
2歳現在の発達については、
▶【妊娠28週に双子を出産】早産だと発達は遅れる?2歳までの成長記録まとめ
で詳しく紹介しています。
28週まで来られたとき、少しだけ希望を持てた
妊娠24週で破水したときは、本当に先が見えませんでした。
検索しても前向きなことを書いているとも限らず、涙が溢れてくることも。
「あと何日お腹にいられるんだろう」
ということばかり考えていました。
そんな中、私にとって「28週」はひとつの大きな目標でした。
そして28週0日。
「今日で28週だ」と少し安心したその日に陣痛が始まりました。
もちろん、
「もっとお腹にいてほしかった」
という思いはありました。
それでも、24週で破水したあの日から4週間。
2人が28週までお腹の中で頑張ってくれたことは、今でも本当に大きかったと思っています。
まとめ
今回は、妊娠28週で約1000gの双子を出産した我が家の経験をもとに、28週で生まれた赤ちゃんの生存率やNICUの入院期間、その後についてまとめました。
我が家の場合は、
- 妊娠24週0日で破水
- 破水後4週間妊娠を継続
- 妊娠28週0日に緊急帝王切開
- お兄ちゃん1081g、弟928gで誕生
- 2人ともNICUへ入院
- お兄ちゃんは3ヶ月と6日で退院
- 弟は5ヶ月と1日で退院
- 現在は2歳になり、元気に保育園へ通っている
という経過でした。
医療機関が示すデータでは、妊娠28週で生まれた赤ちゃんの生存率はかなり高くなっています。
でも、数字を見ても不安が全部なくなるわけではないと思います。
私自身もそうでした。
「生存率は高い」と書いてあっても、
「じゃあ、うちの子は?」
と思ってしまいますよね。
同じ28週でも、出生体重や赤ちゃんの状態、必要な治療はそれぞれ違います。
NICUの入院期間も同じです。
だからこそ、ネット上の数字はひとつの目安として、目の前の赤ちゃんの状態については担当の先生から聞くことが一番大切だと思います。
ただ、当時の私のように、
「28週で生まれた赤ちゃんが、その後どうなったのか知りたい」
と検索している方に、
約1000gで生まれ、長いNICU生活や手術を経験した双子が、今では元気に走っているという一つの例を届けられたら嬉しいです。
今、不安の中にいるママさんにとって、この記事が少しでも「この先もあるんだ」と思える材料になれば幸いです。
※この記事は我が家の体験をもとにしています。赤ちゃんの状態や治療、予後には大きな個人差があります。詳しくは必ず担当の医師にご確認ください。

