はじめに

「子どもが療育を勧められた。でも、まずどこに連絡するの?」

「療育施設って自分で探すの?」

「受給者証って何?」

前回の記事では、妊娠28週・約1000gで生まれた我が家の双子が、1歳8ヶ月頃の発達検査をきっかけに療育を勧められたことを書きました。

▼【前編】2歳・発語が少ない|早産の双子が療育を勧められたきっかけ

【2歳・発語が少ない】早産の双子が療育を勧められたきっかけ|発達検査を受けた我が家の場合2歳になっても発語が少ない早産の双子。妊娠28週・約1000gで生まれた我が家の双子が、1歳8ヶ月の発達検査をきっかけに療育を勧められた経緯と、当時の発語・指差しの様子、療育を始めて感じた変化を紹介します。...

療育を勧められたとき、

「じゃあ療育に行こう!」

と思ったら、すぐに施設へ申し込めるものだと思っていました。

でも、実際は違いました。

自治体への相談。

必要書類の準備。

障害児相談支援事業所探し。

障害児支援利用計画案。

受給者証の発行。

施設探し。

見学・体験。

…知らない言葉が次々に出てきます。

平日は仕事。双子は保育園。

毎日の家事と育児もある。

その中で手続きを進めるのは正直大変でした。

それでも我が家の場合は、自治体へ相談してから約2ヶ月で通う施設を決めるところまで進むことができました。

今回は、実際に私が経験した流れに沿って、2歳双子の療育施設をどうやって探したのかをまとめます。

※児童発達支援を利用するまでの手続きや必要書類は自治体によって異なります。この記事では我が家のケースを紹介していますので、実際に利用する際はお住まいの自治体へ確認してください。

まずは自治体のホームページで「児童発達支援」を検索

私が最初にしたことは、

住んでいる自治体のホームページを見ること

でした。

「○○市 児童発達支援」

「○○市 療育 受給者証」

などで検索し、

  • どこに相談するのか
  • どんな書類が必要なのか
  • どんな流れで利用するのか
  • 市内にどんな事業所があるのか

を確認しました。

ただ、ホームページを読んだだけでは、正直よくわからない部分もありました。

なので、最終的には市の担当窓口へ直接相談しました

ここで、

「全部自分だけで調べて理解しなくてもよかったんだ」

と少し安心したのを覚えています。

病院からの紹介状を持って市の窓口へ

我が家の場合は、双子をずっと診てくれている主治医から、療育が必要だと認める内容の紹介状を書いてもらいました。

それを持って、市の担当窓口へ。

ちなみに我が家の双子は、障害者手帳を持っていません。

「療育=障害者手帳が必要なのかな?」

と思っていたのですが、我が家の場合は手帳なしで手続きを進めることができました。

必要書類を記入し、ここから本格的に児童発達支援を利用するための手続きが始まりました。

療育施設を利用するには「受給者証」が必要だった

私がこのとき初めて知ったのが、

児童発達支援は、誰でも施設に直接申し込めば利用できるわけではない

ということでした。

自治体による支給決定を受け、通所に必要な受給者証を発行してもらう必要があります。

受給者証には、利用できるサービスや支給量などが記載されます。

我が家の場合は、この受給者証が発行されてから施設と正式に契約しました。

「療育を勧められたから、明日から通える」

というわけではなかったんですね。

次に「障害児相談支援事業所」を探した

次に必要になったのが、障害児相談支援事業所探しでした。

これも最初は、

「何それ?」

という状態でした。

我が家の場合、市から利用できる事業所について教えてもらい、その中から自分たちで連絡して探しました。

障害児相談支援事業所では、相談支援専門員さんが、

「今どんなことに困っているのか」

「どんな支援が必要なのか」

「月に何日くらい利用するのか」

などを一緒に考え、障害児支援利用計画案を作ってくれます。

自治体によってはセルフプランという方法もありますが、我が家は相談支援事業所にお願いしました。

自宅への聞き取り調査もありました

我が家の場合、まず市の担当職員さんが自宅へ来てくれました。

そこで、

  • 双子の普段の生活
  • 発語
  • コミュニケーション
  • 保育園での様子
  • 困っていること
  • 家庭での状況

などについて聞き取りがありました。

その後、無事に障害児相談支援事業所が決まり、今度は相談支援事業所の方にも自宅へ来ていただきました。

また双子の普段の様子や、

「どんなことができるようになってほしいか」

「どんな支援が必要そうか」

などを話しました。

私はこのとき、

「子どもの療育って、施設だけを見るものじゃないんだ」

と感じました。

子ども本人だけではなく、保育園や家庭での生活も含めて考えてくれるんですね。

障害児支援利用計画案→支給決定→受給者証へ

相談支援事業所の方に作成してもらった障害児支援利用計画案は、市の担当窓口へ提出されました。

その内容などをもとに自治体が利用について判断し、支給が決定すると受給者証が発行されます。

私が最初に手続きを調べたとき、

「受給者証」

「相談支援」

「利用計画案」

と知らない言葉ばかりで混乱しました。

ざっくり我が家の流れを書くと、

①主治医に相談(診断書や障害者手帳の発行)

②自治体へ申請・相談

③聞き取り

④障害児相談支援事業所を探す

⑤相談支援専門員さんと面談

⑥障害児支援利用計画案を作成

⑦自治体が支給決定

⑧受給者証発行

⑨療育施設と契約・利用開始

という流れでした。

実際の手続きは自治体によって違うので、これはあくまで我が家の場合です。

受給者証を待っている間に療育施設を探した

受給者証が完成するまで何もしなかったわけではありません。

その間に、相談支援事業所の方が、

  • 双子の年齢
  • 発達の状況
  • 希望する療育内容
  • 施設の空き状況

などを考えながら、候補となる施設をいくつか探してくださいました。

そして、その中から気になる施設へ見学に行きました。

ここを早めに動いておいたのは、本当によかったです。

受給者証が届いてから施設を探し始めていたら、さらに時間がかかっていたと思います。

私が療育施設選びで重視したこと

療育施設といっても、内容は本当にさまざまです。

集団で活動する施設。

個別でじっくり取り組む施設。

運動を中心にするところ。

言葉やコミュニケーションを中心にするところ。

見学してみると、雰囲気も全然違いました。

我が家が最終的に選んだ施設は、

1回1時間の個別療育

でした。

私が気に入ったポイントは、

  • 職員さんの雰囲気が良かった
  • 双子それぞれを個別に見てもらえる
  • 1回1時間で通いやすい
  • 「療育」というより習い事に近い感覚で通えた
  • 子どもの興味に合わせて関わってくれる

というところです。

最終的には体験レッスンも受け、

「ここなら2人も楽しく通えそう」

と思えたことが決め手でした。

療育施設は「有名だから」より実際に見学した方がよかった

施設を選ぶとき、

「口コミがいいところがいいのかな」

「人気の施設なら安心かな」

とも考えました。

でも、実際に何ヶ所か調べて感じたのは、

その子との相性がかなり大切

ということでした。

ホームページを見るだけではわからない、先生の声かけ、施設の雰囲気。

子どもが落ち着いて過ごせそうか。

保護者が相談しやすそうか。

こういったところは、実際に見学・体験して初めてわかります。

我が家の場合も、最終的には

「ここなら安心してお願いできそう」

という感覚を大切にしました。

仕事・保育園と療育をどう両立している?

現在は、

週2回(主に平日保育園後どこか1日と土曜日1日)・月8回

療育を利用しています。

平日は仕事もあり、双子は保育園。

そこに療育が加わるので、正直スケジュールは忙しいです。

だからこそ施設選びでは、

「良い療育施設か」だけでなく「現実的に通い続けられるか」

もかなり重要だと思いました。

送迎できる曜日や時間。

保育園との兼ね合い。

仕事をどの程度調整する必要があるのか。

どれだけ良い施設でも、毎週通うことが負担になりすぎてしまったら続けるのが大変です。

我が家は個別1時間という形を選んだことも、通いやすさにつながっています。

自治体へ相談して約2ヶ月で施設決定まで進めた

振り返ってみると、我が家の場合は自治体の窓口へ相談してから、約2ヶ月で施設選びまで進めることができました。

平日は仕事。長女と双子は保育園。

家に帰れば3人の子どもの育児。

決して時間に余裕があったわけではありません。

それでも比較的スムーズに進められたのは、

早めに制度を調べたこと

そして、

相談支援事業所の方とこまめに連絡を取り、受給者証を待っている間に施設探しや見学を進めたこと

が大きかったと思います。

療育を検討しているなら、

「全部の手続きが終わってから施設を探そう」

ではなく、自治体や相談員さんに確認しながら、できることを並行して進めておくとスムーズかもしれません。

3ヶ月通って感じている双子の変化

現在、療育へ通い始めて約3ヶ月。

少しずつですが、発語や指差しが増えてきましたし、いろいろなことにも興味を持つようになりました。

そして意外だったのが、

双子それぞれの「好き」がはっきり見えてきたこと。

お兄ちゃんは車や電車などの乗り物。

弟は数字やひらがな。

「同じ双子でも、こんなに違うんだ」

と改めて感じています。

もちろん、今の成長すべてが療育だけによるものとは言い切れません。

でも、先生たちが双子の興味を見つけてくれたことで、私自身も家での関わり方が変わりました。

以前は、

「どうしたら喋ってくれるんだろう」

という目線になりがちでした。

今は、

「この子が好きなものから言葉につなげてみよう」

と考えられるようになっています。

これは私にとって、とても大きな変化でした。

まとめ|療育施設選びは「まず相談」から始めてよかった

療育を勧められた当初、

「何から始めればいいの?」

という状態だった私。

我が家の場合は、

自治体へ相談する

必要な手続きを確認する

障害児相談支援事業所を探す

聞き取り・利用計画案の作成

受給者証の発行を待ちながら施設探し

見学・体験

契約・利用開始

という流れで進みました。

最初は難しそうな言葉ばかりで、

「これ、仕事しながら全部できるの?」

と思いました。

でも、市の職員さんや相談支援事業所の方に一つずつ教えてもらいながら進めれば大丈夫でした。

そして私が施設選びで一番大切だと感じたのは、

「この子たちが楽しく通えそうか」

ということです。

支援内容はもちろん大切。

でも、先生との相性や施設の雰囲気、通いやすさも同じくらい大切だと思います。

療育を勧められたときは、

「障害があるのかもしれない」

と不安でいっぱいだった私。

今では療育を、

「双子のできないことを探す場所」ではなく、「2人の好きなことや得意なことを一緒に見つけてもらう場所」

だと思えるようになりました。

療育を検討しているけれど、

「どこに相談すればいいの?」

「施設はどうやって選べばいい?」

と悩んでいる方は、まずはお住まいの自治体の窓口に相談してみると、次にやることが少しずつ見えてくると思います。

我が家もまだ療育生活は始まったばかり。

これからまた双子に変化があれば、療育を続けて感じたことや発語の変化なども記録していきたいと思います。