双子妊娠で気をつけること7選|妊娠発覚後にやったこと&28週で出産した私が伝えたいこと
はじめに
「双子を妊娠したら、普通の妊娠より安静にした方がいい?」
「仕事はいつまで続けられる?」
「旅行や遠出は控えた方がいいのかな?」
双子妊娠がわかった瞬間は、嬉しさと同時にたくさんの不安が出てきますよね。
私もそうでした。
我が家の場合、最初の診察では赤ちゃんは1人。
その9日後の診察で胎嚢が2つ見つかり、まさかの双子妊娠が判明しました。
そこから双子妊娠について調べれば調べるほど、
「早産」
「管理入院」
「ハイリスク妊娠」
など不安になる言葉がたくさん出てきました。
実際、私の双子妊娠は妊娠24週0日で突然破水。
4週間の入院を経て、妊娠28週0日に1081g・928gの双子を出産しました。
だから今振り返ると、
「まだ妊娠初期だから大丈夫」ではなく、動けるうちから少しずつ準備しておいて本当によかった
と思うことがあります。
今回は、実際に双子を妊娠・出産した私が、双子妊娠発覚後に気をつけたこと、やっておいてよかったことをまとめます。
※双子妊娠の経過や必要な行動には個人差があります。この記事は私自身の体験談です。運動や仕事、外出などについては自己判断せず、必ず主治医の指示を優先してください。
そもそも双子妊娠は単胎妊娠よりリスクが高い
双子妊娠がわかったとき、まず知っておきたいのが、
単胎妊娠と全く同じように考えない方がいい
ということです。
国立成育医療研究センターによると、双胎妊娠は単胎妊娠と比べて、早産や妊娠高血圧症候群などの合併症のリスクが高くなります。
日本産科婦人科学会の周産期登録データ(2006~2016年)では、双胎妊娠の約50%が37週未満で出産しています。
もちろん、
「双子だから必ず早産になる」
という意味ではありません。
実際、何事もなく妊娠後期まで過ごす双子ママさんもいます。
ただ、
「順調だからこの先も絶対大丈夫」とは考えず、少し早めに準備しておく。
私はこれが双子妊娠ではとても大切だと感じました。
私が双子妊娠で気をつけたこと
① 仕事は早めに上司へ相談した
私は双子妊娠がわかり、妊娠10週頃には上司へ報告しました。
一般的に妊娠報告の時期に絶対的な決まりはありません。
ただ、私の場合は仕事で重たいものを持つこともあったので、
「双子なので、早めに伝えておいた方がいい」
と判断しました。
その結果、重たいものを持つ作業を外してもらうなど、仕事内容を調整してもらうことができました。
妊娠中に医師から仕事上の配慮について指導された場合は、「母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)」を使って、勤務時間の短縮や通勤緩和、負担の大きい作業の制限などを職場へ伝える方法もあります。
仕事内容によって身体への負担はかなり違います。
立ち仕事。
重たいものを持つ仕事。
頻繁に階段を使う仕事。
長時間歩く仕事。
「みんな妊娠中も働いているから」と無理をせず、心配なことは健診のときに主治医へ相談しておくと安心です。
② 双子の産休は早い!制度も早めに調べた
仕事関係でもう一つ、早めに調べてよかったのが産休・育休です。
双子などの多胎妊娠の場合、産前休業は出産予定日の14週間前から請求できます。
単胎妊娠の6週間前より、かなり早いです。
私は、
「いつから産休?」
「必要な書類は?」
「もし予定より早く生まれたら?」
など、早い段階から確認していました。
そして実際には、予定していたよりもはるかに早い28週で出産。
双子妊娠は予定していたスケジュールが大きく変わることもあります。
職場への報告と一緒に、
産休開始日・育休の手続き・仕事の引き継ぎ
なども早めに確認しておくと安心です。
▼双子妊婦の産休はいつから?早産した私の産休・育休スケジュール
③ 家事と上の子のお世話は夫婦で早めに話し合った
我が家には、双子より上に長女がいます。
双子を妊娠したからといって、上の子のお世話や毎日の家事がなくなるわけではありません。
そこで夫には、
「双子妊娠は単胎妊娠よりリスクが高いこと」
「お腹も早く大きくなること」
「途中で入院する可能性もあること」
などを話しました。
そのうえで、身体への負担が大きい家事や長女のお世話は、なるべく夫にお願いしました。
ただ、
「私は妊婦だから全部お願い!」
ではありません。
夫も仕事をしています。
座ってできることや簡単な作業は私がする。
急いでやる必要のない家事は翌日にする。
やらなくても困らない家事は省く。
そんな感じで、
「どっちがやる?」ではなく「どうすれば2人とも無理をしなくて済む?」
を考えるようにしました。
これは双子が生まれた今も同じです。
双子育児は、本当に大人の手が必要です。
妊娠中から「夫婦で協力する形」を作っておいたことは、産後にもつながったと思います。
④ 「まだ○週だから」と無理をしない
双子妊娠で驚いたことの一つが、お腹が大きくなるスピード。
私の場合、妊娠24週ですでに、長女を妊娠していた38週頃と同じくらいのお腹の大きさになっていました。
まだ妊娠中期。
でも身体の感覚としては、
「もうかなり重たい…!」
という状態でした。
双子妊娠では2人の赤ちゃんに加えて、羊水や胎盤などもあります。
参考にした双子妊娠の記事でも、妊娠中期以降はお腹が急速に大きくなり、腰痛やむくみ、胃の圧迫など身体への負担が増えやすいことが紹介されています。
だから私は、
双子妊娠は「ちょっと自分を甘やかしすぎかな?」くらいでちょうどいい
と思っています。
ただし、ここで注意したいのが、
「双子妊娠=できるだけ動かず、ずっと安静」
という意味ではないこと。
運動量や活動量は妊娠経過によって違います。
私は仕事や積極的な運動は無理をせず、日常生活の範囲で動く程度にしていました。
「どこまで動いていい?」
「仕事を続けても大丈夫?」
と迷ったら、自分で安静度を決めるのではなく、主治医に確認するのが一番です。
⑤ 長距離の旅行や外出は慎重に考えた
「双子が生まれたらしばらく旅行できないから、妊娠中に行っておきたい」
その気持ちもすごくわかります。
でも私は、自分の経験から長距離の外出はかなり慎重に考えた方がいいと思っています。
私は妊娠24週0日の健診の日。
健診が終わったあと、夫と外食へ行きました。
そして、そのタイミングで突然破水しました。
その日の朝まで、
「今日破水する」
なんて全く思っていません。
幸い、病院からそれほど離れていなかったため、すぐ電話して病院へ戻ることができました。
診察の結果、本当に破水。
そのままNICUのある病院へ救急搬送されました。
今でも思います。
「もしあの日、県外へ旅行していたら…?」
そう考えるとゾッとします。
もちろん、これは「双子を妊娠したら旅行禁止」という意味ではありません。
妊娠経過は人それぞれなので、旅行や遠出を考えている場合は、まず主治医へ相談してください。
ただ私自身は、
「今しかできない旅行」より、赤ちゃんと自分の安全を優先してよかった
と思っています。
▼妊娠24週で突然破水|前兆・症状・病院へ戻るまでの体験談
⑥ 入院準備は「まだ早い」と思う頃から始める
これは本当におすすめしたいです。
双子妊娠の入院準備は早めに。
参考にした双子妊娠の記事でも、切迫早産などで急に入院する可能性を考え、妊娠後期になる前から入院準備を進めることが勧められています。
私の場合は24週で突然入院しました。
「次の健診で入院になるかも」
と心の準備をする時間すらありませんでした。
だから、
母子手帳や診察券など受診に必要なもの。
充電器、下着、洗面用品、入院中に必要になりそうなもの、などを早めにまとめておくと安心です。
さらに上の子がいる家庭なら、
「ママが今日突然入院したら、上の子は誰がお迎えに行く?」
「保育園の準備は誰がする?」
「夫が仕事の日は誰に頼る?」
というところまで話しておくことをおすすめします。
⑦「人に頼る準備」も妊娠中からしておく
私は双子を妊娠・出産して、
人に頼ることも準備の一つ
だと思うようになりました。
「私が母親なんだから、自分でやらないと」
と思う必要はありません。
むしろ双子育児は、1人で全部やろうとする方が大変です。
夫や自分の両親。
義両親、きょうだい。
行政サービス、家事代行、宅配サービス。
頼れるものは家庭によって違います。
大切なのは、
「もし私が動けなくなったら、誰に何を頼める?」
を妊娠中に一度考えておくこと。
特に上の子がいる場合は、送迎・食事・お風呂・寝かしつけなど、具体的に考えておくと安心です。
また、自治体によっては多胎家庭向けの支援や家事・育児支援などが用意されていることもあります。
妊娠中のうちに、
「住んでいる地域にはどんな制度がある?」
と調べておくのもおすすめです。
ベビー用品や産後の生活も「動けるうち」に少しずつ
もう一つ、私が早めに考えておくといいと思うのが、産後の生活です。
双子用ベビーカー。
チャイルドシート2台。
寝る場所。
オムツなどの収納。
授乳をする場所。
上の子との生活。
全部を一気に買う必要はありません。
むしろ赤ちゃんの状態や出産時期によっては、産後に必要性を判断した方がいいものもあります。
ただ、
「何が必要そうか調べておく」
ことは早めにできます。
お腹が大きくなってから大型店舗を何軒も回るのは大変です。
ネットで候補を絞ったり、体調のいい日に夫婦で実物を確認したりして、後から家族でも買える状態にしておくとラクだと思います。
逆に、私が「気にしすぎなくてよかった」と思うこと
双子妊娠とわかると、
「絶対に無事に産まなきゃ」
という気持ちが強くなります。
私もそうでした。
だからこそ、いろいろな情報に敏感になります。
特に食べ物。
「これ食べちゃった!」
「妊婦はダメだったの?」
と不安になって検索することもありました。
もちろん妊娠中は、食中毒のリスクがある食品や、水銀量に注意した方がいい魚など、医学的に注意が必要とされている食品はあります。
特に厚生労働省では、妊婦はリステリア感染に注意が必要として、生ハム、加熱していないナチュラルチーズ、スモークサーモンなどについて注意喚起しています。
なので「何を食べても大丈夫」という意味ではありません。
一方で私は、
食べ物一つひとつを怖がって、妊娠期間そのものがストレスになるほど神経質にならなくてもよかった
とも思っています。
ネット上には「妊婦NG」と書かれた情報がたくさんあります。
迷ったときはSNSの情報だけで判断せず、厚生労働省などの公的な情報や主治医の説明を確認する。
私はそのくらいの付き合い方でよかったと思います。
「双子をちゃんと育てられる?」という不安も抱え込みすぎないで
そしてもう一つ。
双子妊娠がわかったとき、
「私に2人も育てられるのかな」
と思いました。
長女もいる。
赤ちゃんが一気に2人増える。
ミルクは?
お風呂は?
寝かしつけは?
外出は?
考え始めるとキリがありません。
不安になるのは自然なことだと思います。
でも、まだ生まれてもいないのに、
「全部完璧にできるようにならなきゃ」
とプレッシャーを背負う必要はなかったな、と今は思います。
実際に双子が生まれたら、そのときそのときで考えることになります。
もちろん双子が2歳になった今も、毎日てんやわんやで大変ですが、大変なことばかりではありません。
2人並んで寝ている姿。
同じタイミングで笑う姿。
少しずつ違う性格が見えてくる瞬間。
双子だからこその可愛さもたくさんあります!
不安な情報ばかり検索するのではなく、
「2人に会えるの楽しみだな」
と思える時間も、ぜひ大切にしてほしいです。
まとめ|双子妊娠は「頑張る」より「早めに備えて無理しない」
今回は、双子妊娠が発覚してから私が気をつけたこと、やっておいてよかったことをまとめました。
私が特に伝えたいのは、
双子妊娠だからと必要以上に怖がる必要はない。でも、「まだ大丈夫」と無理をしすぎないでほしい
ということです。
私は24週の健診の日まで普通に生活していました。
その日の健診を終えたあと、突然破水。
そのまま入院し、家に帰ることなく28週で出産しました。
妊娠中は本当に、
「昨日まで大丈夫だったから今日も大丈夫」
とは限らないんだと実感しました。
だからこそ、
- 仕事の調整をする
- 産休・育休について調べる
- 家族と役割分担を話し合う
- 無理をしない
- 遠出は慎重に考える
- 入院準備を早めにする
- 頼れる人やサービスを探しておく
できることを少しずつ、早めに準備しておくことをおすすめします。
そして、すべてをママ1人で背負わないでください。
双子妊娠も、双子育児も、
「ママが頑張ればなんとかなる」ではなく、家族や周りの人と一緒に乗り越えていくもの
だと私は思います。
私は妊娠24週で破水し、28週で約1000gの双子を出産するという、思い描いていた妊娠・出産とは全く違いました。
それでも、あのとき小さかった2人は今では元気に走り回っています。
双子妊娠がわかったばかりで、
「これからどうなるんだろう」
と不安になっているママさんへ。
リスクについて正しく知って備えることは大切。
でも、不安な情報だけに飲み込まれず、身体を大切にしながら、2人に会える日を楽しみに過ごしてもらえたらと思います。

