【双子出産】NICU面会生活のリアル|上の子と面会、夫婦でどう乗り切ったか(NICU編5/6)

はじめに
双子がNICUに入院している間、私たち家族の生活は大きく変わりました。
毎日の面会、上の子のお世話、家事、そして仕事との両立。「どうやってこの生活を回していけばいいんだろう?」と、戸惑う日々が続いていました。
結論から言うと、NICU生活は完璧を目指さず、夫婦で役割分担しながら乗り切ることが一番大切でした。
NICUに赤ちゃんが入院していると、「できるだけ会いに行ってあげたい」と思う一方で、
- 上の子の生活はどうする?
- 毎日面会に行けるもの?
- 仕事や家事との両立はできるの?
と悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家の場合、双子の入院期間はそれぞれ約3ヶ月と約5ヶ月。その間、上の子の保育園生活や仕事もあり、毎日の生活をどう回すか試行錯誤の連続でした。
この記事では、
- NICU面会生活の1日のリアルな流れ
- 上の子がいる家庭のNICU生活の工夫
- 夫婦でどうやって乗り切ったか
について、実際の体験をもとにまとめています。
これからNICU生活が始まる方や、今まさに頑張っているご家族にとって、少しでも参考や安心につながれば嬉しいです。
▼NICU編①はこちら
NICU面会生活が始まった|我が家の基本情報
面会の頻度と時間
我が家の場合、双子はそれぞれ兄:約3ヶ月、弟:約5ヶ月の間、NICUに入院していました。
その間、基本的にはほぼ毎日面会に通っていました。
1日の面会時間は1〜3時間ほど。予定が詰まっている日や夫が仕事の日は無理せず1時間ほどにし、ゆっくりできる時はお昼ご飯の時間を挟んで合計3時間ほどいる日もありました。
当時も上の子は保育園に通っていたため、保育園の送り迎えとNICU面会をどう両立するかが一番の課題でした。
病院までの距離と移動手段
病院までは自宅から車で約30〜40分(約10km)ほどの距離。
電車でも通えたので、私だけが行く日は電車で行っていました。夫と行く日は交通費のことを考えて車で行くことが多かったです。
3時間おきに搾乳をしていて寝不足なこともあったため、なるべく運転は夫にお願いしていました。
NICU面会のルール
双子が入院しているNICUは、基本的に両親なら24時間面会が可能で、1日の面会時間の上限もありませんでした。
祖父母は申請をすれば1週間に1回(1時間)の面会は可能で、それ以外の人は面会はできないルール。ガラス越しの面会もありませんでした。
NICU面会生活のリアルな1日スケジュール
実際の1日はこんなスケジュールで動いていました。正直かなりハードですが、これが当時のリアルです。
0:00 搾乳①
3:00 搾乳②
6:00 搾乳③、そのまま起床
6:30 朝食、上の子の保育園準備、家事
8:30 上の子を保育園へ、夫も仕事へ
9:00 面会へ向かう
9:40 NICU到着、搾乳④
10:00 面会
12:00 お昼ごはん
13:00 搾乳⑤、再び面会(ここで帰宅することも)
15:00 帰宅、家事
16:00 搾乳⑥
16:30 保育園お迎え
17:30 上の子とお風呂
18:30 上の子夜ごはん、搾乳⑦
19:30 家事、夫が帰宅→お風呂
20:00 私と夫夜ごはん
21:00 家事、搾乳⑧
22:00 就寝
この頃は、1日のほとんどがNICU面会と搾乳を中心に回っている生活でした。
双子に会える時間は嬉しい反面、毎日の移動や搾乳との両立はなかなか大変でした。搾乳はなるべく3時間おきに頑張っていましたが、しんどい時や用事で難しい時は潔くパスしていました。「絶対やらなきゃ」と無理に自分を追い詰めないことで、逆に気楽に継続することができたと思います。
正直、搾乳は「どうやって続けるか」が一番の悩みでした。特に寝不足の中での手動搾乳は本当にきつい。
そこで使ってよかったのがこの電動搾乳器です。
この搾乳器はハンドタイプの搾乳器で、充電式なのでコードレスでどこでも搾乳できます。
ハンズフリータイプを買おうか迷ったのですが、ピジョンのhandy fit+は直接哺乳瓶や母乳パックに搾乳できるので(専用パーツは必要)、母乳を移す手間がないところに惹かれて選びました。
音も静かで、暗い部屋でもLEDディスプレイで搾乳時間や強さが確認できるので、双子が退院してから寝ている時でも気にせず搾乳できて助かりました。
上の子の時に手動の搾乳器も使ったことがありましたが、寝不足の中、手を動かすのは本当にしんどかったので、少し値は張りますが電動タイプをおすすめします。
上記のセットを購入すると、専用パーツや母乳パックもセットになっているので、届いたらすぐに搾乳を始めて赤ちゃんにあげることができます!
朝|上の子の保育園送りと家事
NICU面会生活では、朝の時間が一番バタバタしていました。
搾乳をしたり、上の子の朝食や登園準備、夫が仕事の時は弁当を用意したりなど、家事をしながらやっているとあっという間。
我が家の場合、まず上の子を保育園へ送ってそのあと病院へ向かう流れでした。
保育園に着くのが8:30頃。その後電車か車で40分ほどかけてNICUへ向かい、10時前頃に到着する流れが多かったです。
「今日はどんな様子かな」と、毎日少し緊張しながら病院へ向かっていたのを覚えています。
午前|NICU面会
毎日の面会に持って行っていたものはこんな感じです。
- 搾乳(保冷バッグに入れて)
- 飲み物、軽食
- 母子手帳、診察券
- ワイヤレスイヤホン(電車での気分転換に)
病院に着いたらまずは搾乳をし、それから双子と面会していました。午前中は体重測定や医師の回診があったので、なるべく同席して説明を聞くようにしていました。
その後は担当の看護師さんと一緒におむつ替えなどのお世話をしたり、面会時間以外の2人の様子やこれからの治療や成長について教えてもらったりしました。
2人が起きている時は触れたり、話しかけたり、可能なときは抱っこさせてもらったりしながら触れ合いタイムを楽しんでいました。
午後|面会の続き、家事
午後に予定が無い時は、お昼ごはんを食べてから再びNICUに戻り、搾乳をしてからもう少し2人のそばにいました。
ごはんは、病院の近くの飲食店で食べたり、コンビニで買ってきて病院のイートインコーナーで食べることが多かったです。
午後の面会は写真を撮ったり(デジカメなら可)、触れ合ったりと、まったりと過ごすことが多かったです。2人の体調に問題が無さそうなら14時頃にお別れし、帰宅してから残った家事や夜ごはんの準備、搾乳などをしました。
夕方|保育園のお迎えと家族時間
16:30に上の子のお迎えに行き、帰宅したらお風呂、夜ごはんの流れでした。娘がごはんを食べている間に私は搾乳。そうしている間に夫が仕事から帰宅する感じでした。
夫がお風呂から上がったら私と夫が夜ごはんを食べ、その後は娘と3人でお話ししたり、カードゲームで遊ぶことが多かったです。
NICU生活の中で、特に悩んだのが上の子との時間でした。
どうしても面会が優先になるため、一緒に過ごせる時間が減ってしまうことも。
「寂しい思いをさせていないかな」と罪悪感を感じることも正直ありました。なので、日中は双子の面会に集中している分、朝と夜はしっかり上の子と関わることを大切にしていました。
夫婦でどうNICU生活を乗り切ったか
NICU生活を乗り切るうえで、夫の協力は本当に大きなものでした。
仕事がある日は面会に行けませんでしたが、休みの日には一緒に面会へ行くこともありました。
また、双子の退院が近づいた頃には約2ヶ月の育休を取得してくれました。退院後は授乳やお世話も増えるため、夫婦で協力できたことはとても心強かったです。
夫の仕事と面会の分担
夫の仕事はシフト制だったため、曜日はバラバラでしたが、平日で上の子を保育園に預けられる時は一緒に面会に行きました。
逆に、土日は私と娘でお留守番し、夫に面会に行ってもらうことも。娘との貴重な2人時間も取れたし、夫も責任感を持って双子の治療やお世話に関わってくれたのでよかったです。
夫が育休を取った理由
双子の退院時期が近づいてきた頃、問題となったのは2人の退院時期がずれることでした。
通常、双子は一緒に退院するケースが多いようですが、私たちの双子の場合、お兄ちゃんは無呼吸発作が落ち着けば退院できるほど成長していたのに対して、弟はこれから腸の手術を控えていてさらに1ヶ月以上は入院する予定だったため、先にお兄ちゃんが退院することは予想されていました。
ですが、お兄ちゃんが退院すると、お姉ちゃんは保育園で預かってもらえますが、自宅でお兄ちゃんのお世話をしなければなりません。お兄ちゃんを連れてNICUに入ることもできないため、弟の面会に行けなくなってしまうのです。
そんな時、夫が育休を取ることが案として挙がりました。夫が育休を取れば、どちらかが自宅でお兄ちゃんのお世話をし、どちらかが弟の面会に行くことが可能です。夫の会社にも事情を説明し、お兄ちゃんの退院日の数日前から約2ヶ月間、育休を取らせてもらうことになりました。
退院前後の2ヶ月の育休生活
夫が育休を取得してくれたおかげで、お兄ちゃんが退院してからも毎日弟の面会に行くことができました。
自宅のお兄ちゃんのことも気にかけながら面会に行くのもなかなか気疲れしましたし、弟の手術前後は心労からか私が乳腺炎になってしまったりと、想像以上のバタバタ具合。
けれど大きな問題なくそれらを乗り越えられたのは、間違いなく夫の存在があったからです。
世間一般で言う育休とは違った形でしたが、片方が面会、もう片方が育児と家事の二手に分かれられたことで、「1人で全てを負わなくていい」状態でいれたことはとても心強かったです。
この2ヶ月間は辛いことやしんどいこともありましたが、今振り返ると楽しかったとも感じます。それはきっと、家族で支え合って頑張れたからかなと思います。
家事・搾乳・仕事の両立
搾乳のスケジュール
搾乳は1日に7〜8回することを目標にしていました。母乳量を増やすためにも、大まかな時間を決めて約3時間ごとにしていましたが、「絶対にこの時間にする!」と決めることはしませんでした。なぜかというと、ストレスが母乳の出に影響するからです。
私の場合、寝不足や心労が溜まるとわかりやすく母乳の量が減りました。なので、外出中でどうしてもできない時や、寝不足で起きれない時はとりあえず1回スルーしたり、時間をずらしてやっていました。
母親の体が壊れてしまっては元も子もありません。赤ちゃんへ届ける母乳も大事なのはとてもよくわかりますが、まずは自分の体を労ることで結果的に母乳の量が増えることにつながる可能性もありますよ。
家事は「完璧にやらない」と決めた
NICU生活が始まってから意識していたのは「完璧にやらないこと」。
「双子と上の子が元気に育てばOKだ!」と割り切り、夕食も簡単にできるものや惣菜に頼ったり、買い物も生協の宅配を利用していました。
洗濯や掃除は8割くらい夫に任せ、私は自分にしかできない搾乳に集中していました。実際に双子を出産し、NICU生活をやってみて思ったのは「絶対に1人じゃこなせない」ということ。
誰かに頼っていい。手間を抜いていい。大体でいい。完璧にしなくていいんだ、と思えるだけでも気持ちはとても楽になりますよ。
NICU生活で大切にしていた心のケア
NICU生活は、どうしても気持ちが張りつめてしまいます。
だからこそ、我が家では「無理をしすぎないこと」を大切にしていました。
例えば、
- 外食やテイクアウトを増やす
- できるだけ睡眠時間を確保する
- 好きな動画やマンガを見る
小さなことですが、こうした時間が心の余裕につながっていたように思います。
外食やテイクアウトを増やした
美味しいものを食べると、心も体も安心します。
外食やテイクアウトにすることで、調理時間や片付けの時間が大幅にカットされるので、家族で余裕を持って過ごすことができます。金銭的な面で気になるところでもありますが、私は自炊より割高でも、余裕のある時間を手に入れられるのなら、それだけの価値はあると思っています。
退院して家族5人で過ごしている今も、体調が悪かったりイライラしている時は迷わず外食やテイクアウトに頼っています!
睡眠時間を優先する
面会・搾乳・家事育児の両立を経験して一番大事だと思ったのは、睡眠です。睡眠が短いと思考が働かなくなるし、気持ちが後ろ向きになってしまいがちです。搾乳があるので細切れ睡眠にはなりますが、私は1日合計6〜7時間は寝るようにしていました。
そのためにも、
- 搾乳ルーティーンを決める(搾乳器のセット、母乳の冷凍、消毒を簡潔に)
- 寝るときはスマホを見ない(つい寝れなくなってしまう)
- 家事はほぼ夫にやってもらう(搾乳の大切さ、産後の辛さを説明して理解してもらう)
ことを心掛けていました。
そのおかげで、ハードスケジュールでしたが大きく体調を崩すことなく、面会・搾乳・家事育児をバランスよく継続することができたと思います。
小さな楽しみを作る
時間がなく、予定が詰まっているからこそ、スキマ時間の小さな楽しみは大事でした。
搾乳中は好きな動画やマンガを見たり、移動中は音楽を聴くなど、所々癒しの時間を取り入れてリフレッシュするようにしていました。
夫が育休の間に美容院に行ったり、季節の変わり目にはネットで服を購入したりして、自分の「好き」を大切にすることで、日々の生活のモチベーションも上がりました。
まとめ|NICU生活は家族で乗り越えるもの
NICU生活は大変なことも多いですが、振り返ってみると家族で支え合った大切な時間でもありました。
はじめは私たちも試行錯誤しながらだったので毎日がバタバタで、「本当にこの生活、大丈夫?」という不安がありましたが、自分たちの生活に合わせて頼れる人や制度を利用することで、次第に私たち家族のスタイルが出来上がっていきました。
今しかないこの時間をママだけに負担がかからないよう家族で話し合って、後悔の無いよう過ごしてくださいね。
NICU面会の頻度やスケジュール、上の子との両立に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
▼NICUでの面会の記録はこちら
よくある質問
Q1. NICUの面会は毎日行くべきですか?
A.必ずしも毎日行く必要はありません。
私たちの場合は、24時間面会が可能だったことや、手術など大きな治療が必要な状態だったこともあり、できるだけ毎日面会に行っていました。
ただ、赤ちゃんのことはもちろん大切ですが、ママや家族の体調も同じくらい大切です。
自分たちの生活リズムを優先しながら、無理のない範囲で大丈夫だと思います。
また、病院によって面会時間やルールが異なるため、事前に確認しておくと安心です。
Q2. 上の子がいる場合、面会はどうしたらいいですか?
A.基本的に、幼児はNICUの面会に入れないことが多いです。
そのため、保育園や幼稚園に通っている場合は、預けている時間に面会に行くか、夫や両親などに上の子のお世話をお願いする形になります。
ただ、毎回ママが面会に行くのは大きな負担になることもあります。
私たちのように、パパに面会を任せて、ママが上の子と過ごす時間を作るのもひとつの方法です。
面会と上の子のお世話を1人で両立するのは難しいので、周りの人に頼ることを前提に考えるのがおすすめです。
Q3. 搾乳はどれくらい必要ですか?
A.目安としては、1日7〜8回(約3時間ごと)の搾乳が推奨されることが多いです。
私も看護師さんから同じように指導を受け、「頻回に刺激することで母乳の出が良くなる」と説明を受けました。
ただし、これはあくまで目安です。
必ずしも3時間ごとにできなくても大丈夫だと、実際に経験して感じました。
寝不足や体調がつらい中で無理に続けると、心も体もしんどくなってしまいます。
私自身も何度も挫けそうになり、母乳育児をやめたいと思ったことがありました。
一度できなかったからといって、すぐに母乳が出なくなるわけではありません。
「できるときにやる」くらいの気持ちで続けることが、結果的に長く続けるコツだと思います。
※この記事は、一個人の体験記録です。
症状や経過には個人差がありますので、体調や治療については必ず医師・医療機関へご相談ください。
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