切迫早産で入院すると、「どんな検査をするの?」「検査で何がわかるの?」と疑問に思いますよね。

私は双子を妊娠中に、妊娠24週で破水し、MFICUに入院することになりました。

この記事では私自身の体験をもとに、切迫早産中の検査について以下の内容をまとめています。

  • 入院中に行った具体的な検査内容(NST・エコー・血液検査・おりもの検査)
  • それぞれの検査の目的と頻度
  • 妊娠28週まで継続できた理由

切迫早産で不安に感じている方、実際に入院されている方の参考になれば幸いです。

入院中の具体的な治療内容については、前回の記事で詳しくまとめています。

▼抗生剤・リトドリン・ステロイド治療についてはこちら

【双子妊娠】MFICU入院中に行った治療内容|抗生剤・リトドリン・ステロイド体験談(MFICU編 7/11)妊娠24週で破水しMFICUに入院。双子妊娠中に実際に受けた治療(抗生剤・リトドリン・ステロイド)の内容や目的、副作用、28週まで妊娠を継続できた理由を体験談として詳しくまとめました。...

NST(胎児心拍モニター)

NSTの目的と意義

通常、妊娠後期の妊婦健診では妊娠36週頃に実施されているNSTですが、私の場合は1日3回(朝・昼・晩)行っていました。

赤ちゃんはお腹の中で約20分の周期で寝たり起きたりを繰り返していて、赤ちゃんが起きている状態で検査を行う必要があります。

また、破水後は感染や急な陣痛のリスクが高いため、1日のうちで赤ちゃんの状態が急変する可能性があります。

朝・昼・晩と3回チェックすることで、24時間を通して赤ちゃんの状態を把握し、異変があればすぐに対応できる体制を取っていました。

私の場合、24週での前期破水という状況だったため、以下のリスクを常に監視する必要がありました。

①赤ちゃんが元気かどうか

  • 心拍数の変動
  • 胎動による心拍数の上昇

②陣痛の兆候がないか

  • 子宮収縮の有無
  • お腹の張りの頻度と強さ

③赤ちゃんが苦しんでいないか

  • 低酸素状態のサイン
  • 心拍が一時的に下がっていないか

頻繁なNSTは大変でしたが、「赤ちゃんたちは今日も元気」と確認できることで、私も安心して過ごすことができました。

エコー検査

経腹エコーの目的とチェックする項目

経腹エコーは、胎児や妊娠の経過に異常がないか細かくチェックする検査です。

経腹エコーでは赤ちゃんの大きさだけではなく、各部位の構造、羊水量、臍帯の状態、胎盤の位置、血液の流れ、心臓などの臓器や指の本数などを確認します。

具体的には、以下のような項目を主にチェックしています。

【赤ちゃんの成長】

  • BPD(頭の横幅)
  • AC(お腹まわり)
  • FL(太ももの骨)
  • EFW(推定体重)

【構造・臓器】

  • 心臓
  • 内臓
  • 手足
  • 顔(口唇口蓋裂)

【母体・環境】

  • 羊水量
  • 胎盤の位置
  • 臍帯の血流
  • 赤ちゃんの向き

これらの数値や項目をチェックし、赤ちゃんが順調に成長しているか、週数相当の大きさかを確認します。

エコー写真に書かれている記号の意味

エコー写真には、アルファベットと数字が書かれています。

これらは赤ちゃんの各部位のサイズを表しています。

記号意味何を測っているか
BPD児頭大横径頭の横幅
FL大腿骨長太ももの骨の長さ
AC腹部周囲長お腹まわりの長さ
EFW推定体重赤ちゃんの体重(推定)

私の双子の測定例(26週5日)

項目お兄ちゃん弟(破水側)一般的な平均
BPD(頭の横幅)67.7mm66.5mm約68mm
FL (太ももの骨の長さ)45.6mm44.1mm約50mm
AC(お腹まわりの長さ)210mm205mm約220mm
EFW(赤ちゃんの体重(推定))943g996g約950g

 

一般的な平均と比べても、心配するほどの大きな差は見られませんでした。

※あくまで「目安」で、±2週程度の幅は正常範囲と考えられています。

私の場合、入院中のエコー検査は週に1〜2回行われました。先生は毎回細かく計測を行い、その結果を丁寧に説明してくれました。

「これが手だよ」「これは臍の緒で、ちゃんと血が通っているよ」「羊水の量は問題ないよ」

そうやって細かく教えてもらえることで、「ちゃんと生きているんだ」と実感できました。

また、破水後は羊水量や臍帯の状態が心配だったので、エコーで「大丈夫」と確認できることが何よりの安心材料でした

妊娠を少しでも長く継続するためにも、安全なお産につなげるためにも、エコー検査で定期的に妊娠の経過を追うことがとても大切なのです。

血液検査

血液検査で調べる項目

破水後、感染の兆候がないか確認するため、定期的に血液検査を行いました。血液検査では主に、感染すると増加する白血球数(WBC)と、炎症で増加するCRP(C反応性蛋白)の数値を調べていました。

白血球は感染後すぐ(数時間以内)に上昇し、CRPは12〜24時間後に上昇します。

この2つを同時に測定することで、「今、感染が起きているのか」「感染がどの段階なのか」を判断できます。

検査頻度と結果

私の場合、検査頻度は以下のとおりです。

  • 入院初日、3日目、1週間後
  • その後は週1〜2回

幸い、入院期間中ずっと白血球もCRPも正常範囲内で、発熱などの異常もなく、感染の兆候は見られませんでした。

おりもの検査

おりもの検査で調べる項目

週1回程度、膣内の細菌状態を確認しました。綿棒で採取し、顕微鏡で観察や細菌培養を行う検査です。

【主にチェックする項目】

  • 細菌の種類と量
  • カンジダ
  • トリコモナス
  • その他の感染症

検査結果の意味

こちらも入院期間中ずっと異常なく、抗生剤の投与が効いて感染を防げていたようでした。

その結果から、破水していても、適切な管理下であれば感染せずに妊娠を継続できるということがわかりました。

この結果が、不安だった私に大きな希望を与えてくれました。

妊娠28週まで継続できた理由

頻繁なモニタリング

1日3回のNST、定期的なエコー検査、週1〜2回の血液検査など、頻繁に赤ちゃんたちの様子をチェックしてもらえたおかげで、大きなトラブルなく過ごせました。

私自身、不安が強かったこともあり、少しお腹が痛んだり羊水の量が増えたと感じるだけで「もう生まれてしまうのでは…」とビクビクしていました。

そんな時もナースコールを押して相談すると、異常が無いかすぐにモニタリングしてくれました。

「これくらいで呼んでもいいのかな?」と申し訳なく思っていましたが、

何かあってからでは遅いから、少しでもママが違和感を感じたらすぐに教えてね。今の感じで大丈夫だよ!」

と肯定してくれた時は、とてもホッとしました。

違和感は迷わず相談することが大切

お腹が痛む、張りが多いと感じる、出てくる羊水の量が気になるなど、ちょっとでも違和感を感じた時はスタッフの方に相談するようにしていました。

みなさんも不安に思うことがあったら、迷わず相談してください。何もなければ「よかった!」で済みますから。

迷惑かも…など思わず、お腹の赤ちゃんの命を第一に考えて行動すれば大丈夫です。

赤ちゃんは何らかの形でママにサインを送っています。勘違いでもいいので、そのサインをしっかりと相談することが大切だと強く思いました。

安静生活を守っていた

正直ずっとベッドの上でじっとしていることは辛いです。

気晴らしに歩きたくても、お腹の赤ちゃんたちに何かあったらいけないと思うと、ちょっと移動することにも抵抗がありました。

そんな中でも、「今は安静に過ごすことが唯一自分にできること」と割り切って、安静中でもできることを見つけて上手く気晴らしができたことはよかったと思います。

自分が不在の中、他の家族が慌ただしく生活している状況は、ママにとって居ても立ってもいられないかもしれません。ですが、あの安静生活にはとても大きな意味があったと今なら強く思います。

まとめ

定期的な検査やモニタリングを行うことで、細かく赤ちゃんの状態をチェックすることができました。その結果、違和感があった時も早急に対処でき、大きなトラブルもなく双子を妊娠28週までお腹の中で育ててあげることができました。

次回はMFICU入院中のおすすめ持ち物についてお話しします。

  • 1ヶ月の入院生活で本当に役立ったものは?
  • 荷物を最小限にする方法
  • 手続き関連はどんなものが必要?

同じように妊娠中の入院について悩んでいる方の参考になれば幸いです。

▼次回の投稿はこちら

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この記事は、妊娠中の一個人の体験記録です。
症状や経過には個人差がありますので、体調や治療については必ず医師・医療機関へご相談ください。