1000gで生まれた赤ちゃんの成長記録|1歳までの発達とリアルな経過

はじめに
うちの双子は妊娠28週で早産となり、お兄ちゃんは1081g、弟は928gで生まれました。
出産直後から、双子はNICUでの入院生活が始まり、「ちゃんと大きくなれるの?」「将来はどうなるの?」という不安で、毎日のようにスマホで検索していたことをよく覚えています。
当時、「1000gで生まれた赤ちゃんのその後」「低出生体重児 成長 1歳」と何度も調べましたが、実際の成長を時系列で知れる情報は多くありませんでした。
この記事では、1000g前後で生まれた赤ちゃんが、1歳までどのように成長していったのかを、体験談と客観的な情報を交えながらまとめています。
- 1000g前後で生まれた赤ちゃんの1歳までの成長の流れ
- 修正月齢で見たときの発達の目安
- 親が不安になりやすい時期と、その向き合い方
※赤ちゃんの成長には個人差があります。医療的な判断については、必ず主治医にご相談ください。
※この記事では、成長の目安として「修正月齢」を基準にしています。
修正月齢とは、予定日を0か月として数えた月齢のことです。早産で生まれた赤ちゃんの成長を見るうえで、大切な考え方になります。詳しくは本文内で触れています。
1000gで生まれた時の状況
- 在胎週数:28週0日
- 出生体重:お兄ちゃん:1081g、弟:928g
- 出産方法:帝王切開
- NICU入院期間:お兄ちゃん…3ヶ月と6日、弟…5ヶ月と1日
生まれた直後は自力での呼吸が難しく、人工呼吸器を使用していました。
医師からは「すぐに将来のことを判断できる段階ではない」「まずは1日1日を乗り越えていこう」と説明を受けました。
この言葉の通り、当時は先のことを考える余裕はなく、「今日を無事に終えること」が目標の日々でした。
0〜3か月の成長記録(NICU入院中)
体重の変化
NICU入院中は、体重が増えたり減ったりを繰り返しました。増えていても、むくみのせいだったなんてことも。
それでも、数十グラム増えただけで、親にとっては大きな喜びでした。
体重の推移
| お兄ちゃん | 弟 | |
| 0ヶ月(出生時) | 1081g | 928g |
| 1ヶ月 | 1526g | 1080g |
| 2ヶ月 | 2368g | 1726g |
| 3ヶ月 | 3424g | 2454g |
弟は生後13日に壊死性腸炎(腸管の粘膜が損傷・壊死する病気)の手術をして、少しの間絶食期間があったこと、術後も腸から十分栄養が吸収できなかったことなどから、お兄ちゃんほど体重は増えませんでした。
それでも、飲める母乳の量が増えていったり、点滴で栄養を補ったりすることで、少しずつですが確実に体重は増えていきました。生まれてから3ヶ月で、お兄ちゃんは約2300g、弟は約1500gほど体重が増えました。
母乳・ミルク量の変化
母乳やミルクは経管栄養から始まり、少しずつ量が増えていきました。産後すぐは、飲む量が1回に2mlだったと聞き、とても驚いたことを覚えています。
消化に問題なければ、1日で数ミリ増やすこともあり、生後5日目にはお兄ちゃんが12ml、弟が6mlの母乳を飲めるようになりました。
その後も順調に量が増えていき、生後1ヶ月の1回量は、お兄ちゃんが約30ml、弟が約20mlでした。
生後39日(修正33週)で直母の練習の許可が出て、少しずつ直接母乳を飲む練習がスタートしました。呼吸状態も見ながらだったので1日数分の練習でしたが、この時は「やっと直接母乳を飲んでもらえた!」と思い、とても嬉しかったです。
それからは、「鼻からのチューブでの経管栄養」と「直母」と「哺乳びん」の3つを併用しながら、飲む練習をする日々。生後2ヶ月の1回量は、お兄ちゃんが約50ml、弟が約35mlに。生後3ヶ月には2人とも直母と哺乳瓶をマスターし、1回約60ml飲めるほど成長しました。
呼吸・医療ケア
手術
2人とも、出生後に自然に閉じるはずの動脈管が閉じなかったため、動脈管閉鎖術(動脈管を閉じるために行う手術)をしました。
また、弟は生後13日に壊死性腸炎によって穴が空いてしまった腸の部分を切除し、ストーマ(人工肛門)を付ける手術をしました。小さな体にとって大きなストレスだったと思いますが、術後も順調に回復し、2人の強さを改めて感じました。
▼双子の手術について、詳しい内容はこちら
呼吸のサポート
人工呼吸器、CPAP、酸素投与など、呼吸のサポートは段階的に減っていきました。
体調や手術などで機械や酸素濃度が度々変わっていたので、内容について正確な記録は残っていませんが、2人とも生後2ヶ月になる直前くらいで呼吸器のサポートは完全に無くなりました!呼吸器が外れた日は、今でも忘れられないほど印象に残っています。
その後は、酸素モニターと心電図で呼吸状態をチェックしていました。少しずつ2人を取り囲む機械や管が減っていく様子はとても感慨深く、「普通の育児」が近づいているように感じて嬉しかったです。
4〜6か月の成長記録
修正月齢について
低出生体重児の場合、修正月齢で成長を見ていくことが多いです。
修正月齢とは、出産予定日を基準にした月齢のことです。うちの双子の場合3ヶ月の早産だったため、その分ずらして成長を見ていきました。
そのことを知ってからは、「周りの赤ちゃんと比べすぎなくていいんだ」と少し気持ちが楽になりました。
この頃、よく気になっていたこと
生後4〜6か月頃になると、「首はもうすわったの?」「寝返りはするの?」そんなことを聞かれる機会が増えました。
しかし、1000g前後で生まれたわが子たちは、点滴や呼吸器もつながっているし、いろんな治療や手術をしています。“一般的な月齢”と比べていいのか分からず、正直不安になることが多かったです。
修正月齢で見た、4〜6か月の成長の様子
- 音や声に反応する:生後4ヶ月(修正1ヶ月)
- 首すわり:生後5ヶ月(修正2ヶ月)
- あやすと笑う:生後5ヶ月(修正2ヶ月)
この時期は大きな成長というより、「少しずつ体がしっかりしてきた」そんな印象でした。
首が完全にすわっていなくても、以前よりも頭を支えられる時間が増えたり、手足の動きが活発になったりと、確実に変化はありました。
少しずつ必要な治療も終わっていき、生後3ヶ月にはお兄ちゃん、生後5ヶ月には弟が無事NICUから退院することができました。
正直、不安になったこと
周りの赤ちゃんや、SNSで流れてくる成長の投稿を見て、「同じ月齢なのに全然違う…」と落ち込むこともありました。
頭では「早産だから難しいこともある」「修正月齢で見る」と分かっていても、気持ちが追いつかない日もたくさんありました。
今振り返って思うこと
今振り返って思うのは、4〜6か月頃は「結果」よりも「積み重ねの時期」だったということです。
目に見える成長が少なく感じても、赤ちゃんの体の中ではちゃんと準備が進んでいました。また、今までお腹の中でもNICUでもたくさん頑張ってきた双子。「発達を急かす」のではなく、まずは「治療や管のしがらみが無い状態の生活を楽しんでほしい」と思うようになりました。
この時期に焦りすぎなかったことは、今思えばよかったなと思っています。
7〜9か月の成長記録
運動面の成長
- 寝返り:生後7ヶ月(修正4ヶ月)
- おすわり:生後9ヶ月(修正6ヶ月)
- 体重も少しずつ増加
健診やSNSで同時期に生まれた子の成長を見るたびに、不安になることもありました。けれど、小さく生まれながらも、目の前のおもちゃや絵本に夢中になりながら、少しずつ表情や行動が変わっていく姿を見ると、「この子たちのペースでいいんだ」と思えるように。
私たちがあれこれしなくても、2人ともちゃんと寝返りとおすわりができるようになりました。
子どもたちの力を信じ、ゆっくり見守ることも大切なんだなと感じました。
離乳食
医師や保健師さんと相談しながら、生後8ヶ月(修正5ヶ月)でスタートしました。
けれど、なかなかうまく進まず、口に入れることすら拒否されてしまうことも。「まだ早かったのかな?」「私の作ったごはんがおいしくないのかな?」と落ち込みました。
そのことを看護師さんに相談すると、「きっとまだ赤ちゃんも食べる準備ができていないだけ。無理に食べさせようとしなくていいし、数日お休みしてまたはじめてみたらいいよ。」と言ってもらい、とても心が楽になりました。
「一口でもOK」とハードルを低くし、無理な日はお休みもしながらゆっくり進めていくうちに、少しずつ「食べること」に慣れてきて食べる量も増えていきました。
まずは、「食べることは楽しいこと」と感じてもらえるよう、無理強いしないことが大切なんだと実感しました。
この時期は退院して少し経ち、家での生活も慣れてきて、いろんな表情や行動が見られるようになってきた時期だったように思います。
10か月〜1歳の成長記録
できるようになったこと
- おすわりが安定
- はいはいをたくさんするように
- つたい歩き:生後11ヶ月(修正8ヶ月)
- 表情や意思表示がはっきり
少しずつ、はいはいやつたい歩きをするようになりました。発語はまだ喃語だけで、意味のある言葉は話していません。
身長・体重も小柄なため、一般的な1歳と比べるとだいぶのんびりでしたが、日々の成長はしっかりと感じたため、今後もゆっくりと焦らず見守っていこうと思いました。
成長曲線について
成長曲線からははずれ、下の方を推移していましたが、医師からは「その子なりのペースで伸びている」と説明されていました。
測定の度に、「思ったより増えてない…」と不安になっていましたが、身長と体重のバランスが重要だということで、そのバランスに注目して結果を捉えるようにしていました。
出生〜1歳までの体重の推移

この時期は「できること」が一気に増え、身体的な成長をたくさん実感できたように思います。
1000gで生まれて感じた、早産児の成長の特徴
- 成長はゆっくりだが、確実
- 修正月齢で見ることが大切
- 比べすぎると苦しくなる
正直に言うと、早く生まれて治療や手術をした分、「周りとどんどん差が開いてしまうんじゃないか?」と不安に思っていました。
確かに、成長はゆっくりです。ですが、「成長していない」ということはありませんでした。
むしろ、NICUでいろんな機械の音や人(先生や看護師さんなど)と触れ合っていたこともあり、表情が豊かであったり、寝るときに少々騒がしくても寝れるなんてことも。その子たちなりに着々と成長していたのです。
まとめ
出生体重が1000gと聞いて、不安にならない親はいないと思います。先が見えず、検索ばかりしてしまう日もあるかもしれません。
でも、時間は確実に進み、赤ちゃんは自分の力で成長していきます。不安になってもいい、泣いてもいい。どうか、自分を責めないでください。
あなたと赤ちゃんは、今日もちゃんと前に進んでいます。自分たちのペースで、心身ともに負担をかけないことが、健やかな成長につながりますよ。
※本記事は個人の体験をもとにしています。赤ちゃんの成長や医療的判断については、必ず専門家にご相談ください。

















