【双子妊娠】MFICU入院中に行った治療内容|抗生剤・リトドリン・ステロイド体験談(MFICU編 7/11)

はじめに
切迫早産で入院すると、「どんな治療をするの?」「赤ちゃんは大丈夫?」と不安になりますよね。
私は双子を妊娠中に妊娠24週で破水し、MFICUに入院することになりました。
この記事では私自身の体験をもとに、切迫早産中の治療や管理について以下の内容をまとめています。
- 入院中に行った具体的な治療内容(抗生剤・リトドリン・ステロイド)
- それぞれの治療の目的と副作用
- 妊娠28週まで継続できた理由
切迫早産で不安に感じている方、実際に治療を受けている方や入院される方の参考になれば幸いです。
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双子妊娠24週破水|入院中に行った主な治療(抗生剤・リトドリン・ステロイド)
抗生剤治療(感染予防)
破水しているということは感染リスクがあるため、搬送後すぐに抗生剤の点滴を開始しました。
細菌感染が起これば、早産が引き起こされるだけでなく、赤ちゃんにもママにも重大な影響が及ぶ可能性があります。
私の場合、抗生剤は以下のように投与されました。
- 入院初日〜3日目:点滴
- 4日目以降5日間:内服
破水直後は感染リスクが最も高い時期です。はじめに点滴を使う理由は、薬が血液中に直接入るため、効果が早く・確実に現れるからです。
内服薬は胃や腸で吸収されてから血液に入るため、効果が出るまでに時間がかかります。緊急性が高い状況では、まず点滴で確実に抗生剤を投与する必要があるのです。
一般的には、48〜72時間の点滴投与を行った後、発熱がなく感染の兆候がないこと、食事が取れていること、全身状態が安定していることなどの条件が揃えば、内服へ切り替える流れが多いと説明を受けました。
点滴から内服薬に変更するメリット
- 点滴の煩わしさ、動きにくさが改善
- カテーテル感染症等のリスクが下がる
- 点滴の針を刺し続ける痛みがない
- シャワーや移動が楽になる
私の場合、入院3日目までは点滴で抗生剤を投与し、その後発熱もなく感染の兆候もなかったため、入院4日目からは内服に切り替わりました。
抗菌薬は内服薬になりましたが、張り止めの点滴はまだ続いていたため、点滴はまだつながったままでした。
リトドリン(張り止め)
24週で破水した私は、いつ陣痛が来てもおかしくない状況だったため、少しでも妊娠期間を延ばすためにリトドリンの点滴が開始されました。
基本的にずっと刺しっぱなしで、5日ごとくらいに反対の腕に針を刺し替えていました。
シャワーに入る際は、刺している部分が濡れないよう、看護師さんに防水テープを巻いてもらっていました。
リトドリンとは
リトドリン(商品名:ウテメリン)は、子宮の筋肉を緩めて、お腹の張り(子宮収縮)を抑える働きがあり、日本では、切迫早産の治療薬として広く使われています。
リトドリンの投与目的は、陣痛(子宮収縮)を抑えて1日でも長く妊娠を継続すること。
1日でも長くお腹の中にいることで、赤ちゃんの生存率や予後が大きく改善されるためです。
私の場合、副作用と効果のバランスを考慮して、リトドリンの点滴を約12日間続けました。
12日目に中止が決まった理由は、担当医から次のように説明されました。
「リトドリンを入れているからといって、必ずしも陣痛が抑えられるわけではありません。また、長期間投与すると母体への副作用のリスクの方が高まってしまいます。今は比較的落ち着いているので、一度中止してみましょう。」
実際、中止後も大きな張り返しはなく、その後も28週まで妊娠を継続できました。張り止めさえ使っていれば、ずっと張りが抑えられると思っていたのですが、母体への影響も考えながら使用する必要があるものなのだと、私もこの時初めて知りました。
張り止めの副作用と対処法
リトドリンの点滴は副作用が出やすいと説明を受けていましたが、それは思った以上に感じました。
主な副作用は、動悸、頻脈、顔面潮紅、ふらつき、嘔気などです。
【私が感じた副作用】
- 手の痺れ:箸やペンが持ちにくい
- 身体の火照り:4月なのにクーラー必須
- 動悸:夜眠りにくい
そこで、担当医に相談して量を調整してもらい、それからは数日で慣れてきました。
赤ちゃんも大事ですが、ママ自身の身体も大事。我慢はせず、素直に看護師さんや担当医に相談することで症状が治ることもあるので、迷わず相談することをおすすめします。
ステロイド投与
入院初日、部屋へ移動してすぐに、私の腕にステロイド注射を打ちました。
ステロイドの目的は、お腹の赤ちゃんの肺を成熟させることです。
母体へステロイドを投与すると、胎児へ移行して胎児の成熟を促し、早産児の死亡率、呼吸窮迫症候群、脳室内出血を減少させると言われています。
つまり、早産になった時に赤ちゃんが自力で呼吸できるよう、肺の発達を促す治療なのです。
破水したのは妊娠24週だったため、もしすぐに出産となっていたら、自力で呼吸できない可能性が高い状況でした。だからこそ、ステロイドで肺を成熟させる必要があったのです。
また、産婦人科診療ガイドラインによると、ステロイドは妊娠34週未満で1週間以内に早産が予想される場合は、できるだけ早く投与されることが望まれています。出生後に赤ちゃんが呼吸をして生存できる可能性が高まるからです。
私の場合、入院初日(24週0日)と翌日(24週1日)に計2回、24時間ごとに腕に筋肉注射を打ちました。
その治療の助けもあってか、双子たちは妊娠28週で約1,000gで生まれましたが、2人とも自力で呼吸することができました。
もちろんNICUでの呼吸サポートは必要でしたが、ステロイド投与のおかげで、重症の呼吸窮迫症候群にはならずに済んだ可能性があると考えられます。
ステロイド投与は、早産に備えた最も重要な治療の一つです。
「もし打たなかったら、赤ちゃんたちは自力で呼吸できなかったかもしれない」
そう思うと、搬送後すぐにステロイドを打ってもらえたことに感謝しかありません。
24週で破水した私にとって、このステロイド注射が、赤ちゃんたちの命を救う大きな一歩だったと思います。
妊娠28週まで継続できた理由
適切な薬物療法の効果
「破水かも?」と思った時にすぐ病院に連絡し、緊急入院となって早めに適切な処置を受けたことは、賢明な判断だったと思います。
もし少しでも遅れていたら、今とは違う未来が待っていたかもしれません。
早急にMFICUがある医療機関で治療を受けられたこと、すなわち、抗生剤・リトドリン・ステロイドによる治療を適切なタイミングで受けられたことが、28週まで妊娠を継続できた大きな要因だったと思います。
医療スタッフとの信頼関係
妊娠24週で破水していたため、本当にいつ陣痛が来るかわからない状態の毎日でした。
そんな中でも、担当医や看護師さんは私の質問に対してひとつひとつ丁寧に説明してくれたり、「何か困っていることはない?」とこちらが話しやすい環境を作ってくれました。
副作用が辛い時や不安な時も、遠慮なく相談できる関係があったからこそ、安心して治療を受けることができました。
安静生活を守っていた
私自身は元気なのにじっとして過ごさないといけない状況は、正直窮屈に感じてしまうこともありました。
ですが、自分の行動のひとつひとつが赤ちゃん2人の命に関わっていると考えると、「生まれるまでの間だけでも頑張ろう」と思うようになりました。
そして、「むしろ生まれてからはできないことをしよう!」と思い、本を読んだり動画を観たりして「安静生活を満喫する」という考えにシフトできたことは良かったと思います。
治療の副作用などで辛く感じることもありましたが、困った時はスタッフに相談してできるだけ不安を解消すること、なるべくリラックスして穏やかに過ごしたことも、妊娠を継続できたことにつながったのではないかと、今振り返ると思います。
まとめ
適切な治療と医療スタッフの細やかなケアのおかげで、なんとか双子の赤ちゃんたちを妊娠28週までお腹の中で育てることができました。
「薬物治療」と聞くと「どんな薬を使うんだろう?」と不安に思うこともありましたが、どれも使用する理由があり、赤ちゃんの命を守るために大切な役割を果たしていることを知りました。
また、不安に思うことや疑問は放置せず、担当医や看護師さんに聞いて解決して無理をしないよう心がけることで、心身ともに負担を減らすことができ、結果的に妊娠継続の後押しになっていたのではないかと感じています。
また、入院中はどんな検査が行われているのかも気になりますよね。
NSTやエコー、血液検査で実際に何をチェックしているのかは、次の記事で詳しくまとめています。
- 1日3回NSTを実施する理由
- エコー検査では何を見ている?
- 血液検査・おりもの検査の意味は?
▼MFICU入院中の検査内容はこちら
※この記事は、妊娠中の一個人の体験記録です。
症状や経過には個人差がありますので、体調や治療については必ず医師・医療機関へご相談ください。




















